文章を書くのが苦手な学生でも就職活動で有利になる志望理由の書き方

 

 

学生の人ならこれからも書くことがある履歴書の志望理由ですが、小学生のときに書いたような文章しか書けない、書く内容が思いつかないなどの理由で困っている人も多いのではないでしょうか。

 

この記事では15分で納得いくレベルまで書けるようになる方法を紹介していきます。

 

文章を書くことが苦手な人がよく書く例

 

まず例を紹介します。

 

(例)

『私の志望理由はアルバイト時代に飲食店で働いた事があるので、次も飲食店で働きたいと思ったからです。趣味はライブに行ったり、カラオケに行く事です。採用されたらたくさん働きたいと思います。』

 

読んでみると文章が幼く、薄い内容に感じます。

 

その理由として、途中で話題が変わっていることと正しい日本語が使えていないからです。

 

悪い文章の見直す点は4ヶ所

 

これから直す部分となるのは以下の4ヶ所です。

 

・行く事

・趣味の話

・アルバイト時代、たくさん

・飲食店

 

これ以降では1つ1つに注目して見直していきます。

 

無意識に漢字に直さなくて良いところまで直している

 

「行く事」の「事」ですが、正しくは「こと」と書きます。

 

事という漢字は出来事や事態を意味します。

 

行く事の「事」はカラオケやライブに参加する事が好きなのであり、向かっている道中が好きだという意味ではないです。

 

なので行く事は「行くこと」と書きます。

 

きちんと意味を理解して漢字を使い分けていると、誠実さや頭の良い印象を持ちます。

 

話題は1つに絞る

 

例では志望理由の話から趣味の話に切り替わっています。

 

話が変わってしまうと、内容にまとまりがなく本当に相手に伝えたいことが伝わらなくなります。

 

なので文章はいくつも内容を詰め込まず1つに絞ります。

 

日常で使用している話し言葉には注意

 

日常で使用する言葉は文章にも書いてしまいやすいです。

 

例の文章にも話し言葉があるので、以下のように書き換えるのが正しい書き方です。

 

・アルバイト時代→アルバイトのとき

・たくさん→多く

 

他にも文章に使いやすい話し言葉があるので、注意して見直します。

 

同じ単語が出てきたら後者を消しましょう

 

同じ単語があるときは後者を消し、そこに単語の言い換えをすると、文章に深みがでます。

 

例の文章のままだと前職の紹介が短い文章になるので、採用担当者は詳細が分かりません。

 

改善例は以下を参考にしてください。

 

(例)

「飲食店にて厨房の仕事を担当していました。インスタントの材料もありましたが基本となる食材の下ごしらえや調理の技術を身につけたので、慣れている職業に就きたいと思います。」

 

飲食店という単語を消して、仕事の詳細を説明をしました。

 

文章の内容の薄さや、幼い印象がなくなりました。

 

 

自分で書いたら時間短縮できる

 

書いた志望理由に違和感を感じたときは、以上の点を見直してみてください。

 

インターネット上の文章をコピーするという手段もありますが、情報が多すぎるので選ぶのに20分、30分と時間が過ぎていきます。

 

しかし、自分で考えて書いたほうが時間が短縮でき、納得のいく文章になります。